金融と経済大特集~銀行員の金融と経済の話~

金融と経済について楽に書き綴ります。日本の経済とアメリカの経済、経済と金融の関係などなど、面白い話題はたくさんあります。初心者から本格派まで大歓迎!金融や経済に興味がある方はぜひどうぞ。

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金本位制プロローグ


 今回は、金本位制というものについて簡単に話してみたいと思います。

 現在、世界の通貨はドルを中心に動いています。その下のランクとして、ユーロ、円などがあげられます。

 ドルが中心ですから、世界の各国は準備通貨をドルで持っています。

 それだけ現在はドルが信用されているというわけです。(若干あやしくなってきていますが・・。)

 しかし、昔からドルが手放しで信用さえていたわけではありません。ドルの信用がまだあさかったころは、金(きん)が通貨の裏付けとされていました。
 
 人々は金を信用していたわけです。金を持っていれば安心だろうと考えていたのですね。

 お金というのは絶対的なものではなく、物々交換もしくはサービスの交換の道具ですから、人が価値を見出さなくなると、ただの紙切れになります。

 紙切れに過ぎない紙幣の価値を裏付けるものとして、金が利用されていました。

 金自体も、人が価値ありと信じるから価値があるのですが(なんか禅問答のようですが・・)、通貨単体よりは、金に裏付けされた通貨の方が人々は安心したのです。

 具体的には、通貨は金との交換が約束されていました。つまり、紙幣はいつ紙くずになるかもしれないけど、金と交換してもらえるのだから安心だろうというわけです。

 これを金本位制と言います。

 金本位制をめぐっては色々なドラマがあるのですが、それはまたの機会に。

 
[ 2009/11/04 23:15 ] 通貨について | TB(-) | CM(0)

日本の経済発展2~長期融資と短期融資~

 前回、戦後日本の経済発展において銀行が中心となっていたこと、証券会社と銀行は業務が分離されていたことを書きました。

 そして、銀行は短期の融資を専門としていたと説明しました。

 しかし、企業からすれば当然長期資金を必要とする場合もありますよね。

そんな場合のために、政府は長期融資専門の機関として、長期信用銀行と、信託銀行を用意したのです。

 まず、長期信用銀行ですが、日本興業銀行、日本長期信用銀行、日本不動産銀行の3銀行が作られました。
 
 これら3銀行は主に重化学工業に対し資金を融資し、日本の経済を発展させました。

 次に信託銀行です。

普通銀行は短期の預金を集めて、そのお金を貸し出していました。短期の預金が資金源なので、貸し出しも短期がよいだろうという考えでした。

 それに対し、信託銀行は顧客向けに証券を発行し、その証券を買ってもらうことで資金を調達します。

 (収益が出れば証券を買ったお客様は配当を貰えます。)

 この証券は期間が2年、5年単位のものでした。普通預金が短期の資金なのに対し中期、長期の資金が集まります。

 そのため、貸し出しも中長期で行えるのです。

 このように、普通銀行と信託銀行は短期と長期ですみわけがなされていました。
 

 
[ 2009/10/31 01:26 ] 銀行制度 | TB(-) | CM(0)

日本の経済発展1~銀行と証券会社~

日本の経済は銀行を中心とした金融制度によって戦後の発展を遂げました。

人々の持つお金を銀行に集め、企業へと貸し出したのです。

このことを、間接融資と言います。

一般に融資と言ってイメージされるのは間接融資ですね。

それに対し、企業が発行する株や社債を直接引き受けるのが直接融資です。

直接融資は証券会社の得意分野です。

今でこそ、金融の自由化がすすみ、銀行も証券会社も直接・間接関係なく動けるようになったのですが、以前は完全に役割が分担されていました。

そもそも、日本経済の発展が、上に書いたように間接融資を中心としたものでしたので、証券会社は結構地味な存在でした。

デイトレーダーといった言葉もいまでは一般的ですが、1990年以前はよくわからない怪しげな取引をやっている人といったイメージだったのです。

では、なぜ銀行と証券の業務は分離されていたのでしょう?
 

 銀行は庶民からの短期の預金を主な資金源としているため、融資も短期間に返済可能となる融資に限定すべきだという考え方がされていました。

 具体的には手形の割引を主としていました。(ちょっと専門的なので気にしないでください)
(参考:ゼミナール現代金融入門

それに対し株や社債は短期間での売買を予定していませんから、銀行はそういった業務をするべきではないと考えられていたのですね。

 ここで疑問が・・・では、長期の融資はどうしていたの??

 長くなってきたので、次回にまわします。
[ 2009/10/29 21:06 ] 金融と経済 | TB(-) | CM(0)

住友信託銀行と中央三井信託銀行が合併~銀行の種類~

 住友信託銀行と中央三井信託銀行が合併する方針を固めたようですね。

 信託銀行はなじみのある人にはあるけれどもない人には全くないと思います。

 皆さんは、銀行と聞いて、何銀行をイメージしますか?

 三井住友銀行?三菱UFJ銀行?

 一口に銀行いっても、実は種類があります。

 一般にイメージされている上記のような銀行は、商業銀行と呼ばれる種類に属します。

 商業銀行のほかに、投資銀行、信託銀行があります。

 投資銀行はいわゆるM&Aのプロフェッショナルで、個人を対象とした融資はしません。大手企業を客として、合併のアドバイス、手続きをして稼ぎます。
 少し前には話題に上っていましたが、最近はちょっぴり落ち目ですね。

 信託銀行は、戦前は信託会社でした。(銀行ではなかったんです。)

 第2次大戦終戦後の経済復興の対策の中で、政府が信託会社を信託銀行にし、発展させました。

 少し長くなりそうなので、信託銀行については別に1ページを設けて書きたいと思います。

 今回の合併もそうですが、これから銀行はさらに合併していくと思います。大きくないと新しい技術(システム)を取り入れるだけのお金もまかなえず、競争にならないんです。

 特に地方銀行はかなり減るのではなると思っています。

 
[ 2009/10/28 22:08 ] 銀行制度 | TB(-) | CM(0)

100年予測~21世紀はどんな世紀になるか~


 こんにちは。今日は100年予測(著者:ジョージフリードマン)という本について書きます。

 経済系の本は色々読んでいまして、それぞれ独自の視点から話を展開するのですが、多くが、アメリカは没落していくという意見で一致しています。

 そして、アメリカの次に来るのは中国なのか、EUなのか、多軸化されるのかとうところで分析がわかれているのです。

 私は・・・確かにアメリカの財政は厳しいものがあり、ドルが基軸通貨でなくなればアメリカは没落しそうだ。
 
 でも、あれだけの軍事大国が本当にそんなことで地位を失ったりするのか?経済力がものをいう現代だといっても、やはり圧倒的な軍事力にものをいわせることができるのではないか?・・

 と思っていました。

 そしてもしアメリカが没落するなら、次に来るのは中国ではなくロシアな気がしています。

 今回のタイトルの100年予想は、アメリカの没落を唄う他の本とは違い、21世紀も基本的にアメリカの時代が続くと予測します。

 そして、21世紀中ごろに台頭してくるとする3カ国として、日本、トルコ、ポーランドを挙げています。

 日本が入っているのはうれしいですね。

 ポーランドは意外な国でした。個人的にはフランスかなーって思っていました。(移民の受け入れに積極的だし、ヨーロッパのへそって感じがして。でも、ポーランドも言われてみれば中心的な場所に位置してるんですね。)

また、中国が世界的な大国にはならないという分析がされており、自分としてはしっくりくるものでした。(中国の好き嫌いではなく)

 まだ半分ぐらいしか読んでないのですが、他の本とは違う視点から国際情勢を眺めることができるのでお薦めです。


 

[ 2009/10/27 23:56 ] 読んだ本 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

あっき

Author:あっき
こんにちは^^金融と経済大特集へようこそ!
某地方銀行で銀行員してます。
金融の世界に興味があってこの仕事につきました。

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